配信, 配信設定

画質ではなく、音が重要!

画質、60FPS配信、ネットワーク環境、かっこいいオーバーレイ、アラート機能…など配信において設定する項目は数多くあります。
その中でも一体どれを重要視して考えて配信設定をしていけばいいのか、考えたことはありませんか?

やっぱり画質?ブロックノイズばかりだと気になるし、FPSやるんだったら60fpsでヌルヌル配信も大事そう…。
アラートやオーバーレイでスマートに演出して視聴者を巻き込むのも重要そうだし…あーっ!気にする項目多すぎる!

 

配信を10年以上しているダバイ治個人の結論としては、まず【音】に重点をおいて配信環境を整えたほうが良いと考えます。

画質よりも、音。60fps配信なんかより、音。
ネットワークだけはもう配信する以前の問題だからプロバイダを見直そう。オレみたいに。

なぜこういう考えに至ったのか、それは【音】が配信上でもっとも視聴者に触れている機会が多いからです。

「いや、動画配信なんだから一番見るのは映像でしょ」、と考えた人も居るはずですがちょっとまった!!!
あなたはこんな感じに配信を見ていることはありませんか?

  • 別のゲームをやりながら配信を見る
  • 通勤、通学の途中で配信を歩きながら見る
  • ご飯をたべながら配信を見る

このような「ながら見」のときに果たして映像をしっかりと見ているでしょうか?おそらくそうではないでしょう。
視聴者は配信を見るより、圧倒的に配信を聴いているのです。

映像よりも多く視聴者に触れているもの、それが音なのです。
特に、長時間での視聴を想定してる「配信」においては音の重要度はさらに高くなります。
ノイズだらけの配信を長時間聴くのは、それだけで視聴者にとって相当なストレスになってしまいます。

画質はそれなりで良い理論

配信者が重要視しがちなのはやはり画質。
FPSでカクカクの映像やブロックノイズだらけの映像を見ることのストレスは半端ではない。

ですが、画質の問題は解決がある程度簡単です。映像のビットレートを上げればとりあえずOKです。
安定したネットワークさえ確保できればTwitchの定める6000kbpsでそれなりの画質は誰でも手に入れることができます。

では音はどうなのかといえば、ビットレートを上げて済む話ではありません。
それなりの音質を得るためには、何に重点を置いて改善するかが大事です。

大事なのは音質ではなく、ノイズの改善です。

  • サーッ、というホワイトノイズ
  • ブーン、という電子機器などの干渉により発生するハムノイズ
  • マイクとモノがぶつかったり、なにかがマイクに直接干渉をして起きるノイズ
  • 生活音などをマイクが拾ってしまうことで起きるノイズ

目指すべきはこれらの【ノイズの排除】。
これはOBSなどのソフトウェア面で対処することは難しいです。
なにせ、入力機器自体のスペックや環境に依るところが大きすぎるから。

どうしてもハードウェア面での改善が必要不可欠になってきます。

それぞれの問題を解決してくれるアイテム

まず、解決したいのはサーッ、というホワイトノイズとブーン、というハムノイズです。

これを防ぐには【オーディオミキサー】と【マイク】が必要になってきます
むしろこの2つこそノイズを防ぐ上で重要なハードウェアになります。配信するなら最低この2つは揃えておきたい!

【YAMAHA AG03】

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ヤマハ(YAMAHA)
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なんの捻りもないくらいド定番のミキサー
これを選んでおけば間違いないレベル。ダバイも現在使用中。

音の処理をパソコン内部で行わずに、このAG03で処理することでノイズの軽減が見込めます。

ちなみにこのAGシリーズとは別にMGシリーズがあるが、AGシリーズはよりウェブ上のライブ配信に特化したシリーズとして発表されたもの。
ワンタッチで声にエフェクトを掛けたりできるので、ライブ配信メインの人はAGシリーズで十分かも。

ROLAND UA-4FX2】

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Roland(ローランド)
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前機種のUA-4FXを使っているのでこちらもオススメ。2と書いてある通り、UA-4FXの後継機。
上4つのツマミを回すことで簡単にエフェクトをかけられる、直感的に操作ができるので扱いやすい。
ONAIRボタンでマイクミュートがワンタッチでできるのも、配信者にとっては嬉しい機能。

UA-4FX2は実際に使ったことはないものの、こちらの動画を見る限り、前機種とほぼ同等の機能を備えていると思うので紹介しました。

【audio-technica AT-2020】

コンデンサーマイクの入門機としてオススメ。
マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあり、大きく分けると

ダイナミックマイク

コンデンサーマイク

コンサートなどのライブ会場を想定してマイクの近くの音だけを拾ってくれる
耐久性が高いので、多少手荒に扱っても大丈夫
コンデンサーに比べると音質は劣る
録音などを想定して小さな音まで拾ってくれる
振動や湿気に弱い部分があるので、繊細な扱いが必要
音質は良いが、感度が良すぎて環境音を拾ってしまうことがある

という違いがあるのでここではコンデンサーマイクをオススメしています。
ですが、ノイズ排除の目的からしたらどちらも良い結果が得られるので、環境に合わせて好きな方を選んで良いと思います。

個人の感想としては、コンデンサーマイクのほうが声がこもってない感じがする。表現があっているかわからないが、声抜けが良い。
反面、コンデンサーマイクは感度が高いので環境音を拾いやすい傾向にある。その部分で悩んでいる人にはダイナミックマイクがオススメ。

 

あったほうが良いけど、最悪なくても良いもの

ここからは【なにかがマイクに直接干渉をして起きるノイズ】を防げるアイテムを紹介。

【K&M ポップガード】

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K&M
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ぱぴぷぺぽ、などを発音するときに発生する「吹かれノイズ」を防止してくれるアイテム
他にも湿気に弱いコンデンサーマイクを、口から出る湿気から保護してくれる効果もあるので、できればあったほうが良い。

OnStageStands MS7701C マイクスタンド ブーム

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OnStage
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「歌手にでもなるのかよ」と思ったあなた。待ってほしい。
確かにマイクスタンドなんて卓上で良いやんと思うがちゃんと利点があって紹介してるんだ。

卓上マイクスタンドのデメリットは「机の振動も拾ってしまうこと」。
床にマイクスタンドを置くことでそのノイズをカットできる、というメリットがある。

もちろん普通にデカイし場所を取るので、そういう人は卓上スタンドを選ぶほうが良いかも。
その場合、机と接する部分にタオルなど緩衝材をかませると、ノイズをある程度軽減できるので試して欲しい。

おまとめ

  • 画質より音にこだわれ!
  • なぜなら、ノイズは相当視聴者の負担になるからだ!
  • マイクとミキサーでだいぶ改善できるぜ!
  • ポップガードとマイクスタンドでさらに良くなるぜ!

以上、ノイズを改善するためのオススメアイテムでした。一応自分が使っていて良いと言えるものを紹介しました。
最近だとテレワークなど、人とネット上で通話する機会も増えているので、そういう方の一助になればと思います。

あと青軸キーボードのやつは今すぐ買い換えろ。アレはマイクが絶対に音を拾ってクソうるさい。