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悩んだ末に買いました、Blue Compass

前回の記事で、5つまで絞ったマイクアームでしたが、結局デザインを重視してBule Compassを購入したので、レビューしていきます。
地味に初マイクアームなんですよね。安いものを数本買うよりは、しっかりしたやつを一本買ったほうが良い!という信条の元、
大丈夫かな…?と、ドキドキしながら開封しました。

 内容物

  • マイクアーム本体
  • C型クランプ
  • 3/8→5/8変換アダプター
  • クイックスタートガイド

スペック・仕様

  • 最大許容重量:1.08kg
  • 格納式ケーブルマネジメント
  • 最長水平方向距離:32インチ(81.28cm)
  • 回転角度:360度

レビュー

組み立て

組み立て自体は非常に簡単、クランプを机に取り付けてその上にアーム本体をはめ込むだけ
モニターアームなどと同じ方式なので迷うことはないでしょう。

クイックスタートガイドには日本語のページもあるので安心。

ちなみに使用しているマイクは定番のAT2020
重量345g、ショックマウント無し。

使ってみる

 

まず、はじめに思ったのが、バネ強すぎ問題
もともと海外のレビューでもバネが強すぎて重量の軽いマイクでは使用できないというレビューが多々あった。
が、これはマイクアーム本体の底面にあるネジを緩めることで、アーム全体のバネのテンションを調整できるので問題なしと思っていた。
大抵の海外兄貴レビュワーたちの解決方法はこのネジを緩めることで重量の軽いマイクも使用できるみたいな話をしている。

アーム全体のテンションを調整できるネジがアームの内部にあるのでまずはこれで調整してみる

だが甘かった。ネジが外れるほどに緩めてもまだバネが強い。特に中央のジョイント部分が馬鹿みたいに硬い
フリクションヒンジと呼ばれるジョイント部分のネジをかなりキツく閉めないと思った位置に止まってくれない。
重量345 gのAT2020でもギリギリ。海外動画でペンチ使ってネジ締めてる動画あったけど、
そこまでしないと止まらないくらいバネが強かったのか!と思い知る。

ガイドによるとアームを垂直に立てたときに、Compassの中心部のジョイントが90度になれば正常な位置。
戻りのバネの勢いによってはちょっと90度よりも開くときがある。

内部のネジを限界まで緩めてやっと90度。AT2020よりも軽いマイクだとまず使い物にならない。

Blueから出ているYetiシリーズは500gを超える製品が多いので、それに向けた調整なのかもしれない。
多分300g以下のマイクだとこのマイクアームでは厳しいので、別のマイクアームを購入することをオススメします。

しかしながら、AT2020でも一度ポジションが決まってしまえば、取り回しの良さはかなり良い!
静音性に優れており、動かしてもほぼ無音。スムーズに動く。
このあたりはバネのテンションの調整が必要であるものの、一度しっくり来るところを見つけてしまえば、動かすことにストレスは感じなくなる。

マイクのポジションがほぼ決まってしまう

バネが強い問題に付随してしまうのが、このバネの強さのせいでマイクのポジションがほぼ固定されてしまうこと。
上から吊り下げる形での運用になってしまうので、顔の下の方からマイクを出したいという人は別のマイクアームをオススメする。
もともと吊り下げる形を想定してこの作りなのかもしれないが、マイクアームはポジションをある程度自由に決められると思っていたので、
画像のように横からマイクを出したかったのだが、このあたりはアテが外れる形になってしまった。
初マイクアームだから気づけなかったです。

流石にこの長さで横から出すのはキツい!

ちなみに、クランプ側のジョイントから低く出せば、その分マイクアームの先端の位置が下がるので、顔の下にマイクを出すことも可能ではあるが、
なにせこのマイクアーム結構な長さなので、出そうとすると相当な距離が必要になる。うちにある奥行き60cmの机じゃマヂ無理…。相性が悪い。

最終的に机の奥の方から前に引き出すような形に落ち着いた。
この配置なら、ゲーム中に画面とマイクが被らないので非常に快適
クランプから中央ジョイントまでの高さが55cmくらいあるので、モニターの上からマイクを出すセットアップと相性が良さげ。

噂によると…

こちらの動画によると、Compassのバネの硬さには個体差があるので、あまりに固い場合は返品交換すると改善するかもしれません、とのこと。
個人的にもこれに当てはまるっぽいので返品するか微妙なラインでしたが、
しっくり来るポジションを見つけることができたのでこのまま使おうかな、という感じです。

気になるところ

14,000円は高い。ただ、位置などはマイクを吊り下げる形であればピタっと止まるので製品自体の作りは良い。
でも、14,000円は高い。

あとは全体の作りは良いんだけど、フリクションヒンジの部分がプラスチックなので、キツく締めるときに壊れそうで怖い。
ここもアーム部分と同じ材質なら安心してキツく締めることができるんだけど…。
海外兄貴たちがここをペンチでキツく閉めようとしてぶっ壊した、みたいなレビューを見るので悲しみを背負いたくないなら、
おとなしく手で締めよう。

だたやっぱ見た目が良い

値段は高いけど、デザインで他のアームより頭一つ抜けてる。
他のマイクアームは見た目がスッキリしていない、ゴツいイメージがあるのでこのシンプルな感じが良い。
なにより、マイクの配線が中に仕舞えるのがマジでGOOOD。マイクの配線を色付きのにするとアクセントになってオシャレな感じ。
ショックマウントとかあればもっとソレっぽくなるんだろうけど、視界の端で邪魔になりそうなので、この形が自分にとっては都合が良さげ。

今回このアームと一緒に購入したケーブルは音光堂さんのCANAREマイクケーブル
黒以外に5色選べるのが嬉しい。

まとめ:モダンでかっこいいマイクアーム!全体の作りはしっかりだが、バネはもうちょっと緩くて良いぞ!硬すぎる!

良い点
  • シンプルで従来のマイクアームよりもスッキリしたモダンな見た目
  • 静音性に優れており、動きはスムーズ
気になる点
  • 値段が高い
  • 中央ジョイントから上のバネが強い、軽いマイクは使用できない
  • マイクを伸ばすことのできる位置がやや限定的
  • ヒンジ部分のネジがプラスチックなのでキツく締めすぎると破損する恐れアリ

というわけで、色々ネットで言われがちなバネ硬い問題ですが、自分のデスク環境とすり合わせるのがけっこう大変でした。
デスクでの物の位置が決まっている方はマイクアームのために少々配置換えが必要になってくるかもしれません。
顔の上にマイクを出したい!吊り下げる形が良い!机の奥側からマイクを出したい!という方にはこのマイクアームはオススメできます。
逆に、顔より下からマイクを出したい!という人にはあんまりオススメできません。

あとはマイクの重さ次第です、軽いマイクを使っている人は買わないほうが無難です。
重しを乗せるとか、重量重めのマイクも一緒に購入しましょう。

結果的には買ってよかったです。
机の奥にカンタンに仕舞えるので、配信以外で作業を行う際に邪魔にならなくなりました。
だんだんデスク周りがいい感じになってきたぞ~。