PCでも、スマホでも、頭の凹みにも使えるワイヤレスイヤホンを求めて。
先日こんなツイートをしました。
ヘッドホンの弊害 pic.twitter.com/uNTrW5mFSo
— ダバイ治✒️ (@dabaiosamu) October 23, 2024
昔はこんな頭じゃなかったんです。美容師に頭の形がとても良いと褒められたことすらあります。
ですが、ヘッドホンを1日10時間以上つけている生活を続けていると頭皮の形が変わります。由々しき事態だ。
幸い(?)この凹み、頭蓋骨ではなくあくまで頭皮が凹んでいるだけらしいので、ヘッドホンを控えると徐々に治っていくらしい。※ネット調べなので科学的根拠は全くありません。
と、いうわけで
こちらを購入しました。これで頭の形が多分治ります。※科学的根拠は全くありません。
最後までこちらの競合イヤホンと悩みましたが、決め手は普通のBluetoothが使えるかどうかでした。sonyの方はiPhoneじゃ使えないLTAudio規格。なんでだよ。
開封
色は白、というか購入当時は白しか在庫が無かった。
黒あったら黒買っていたかもしれないけど、落としたときに探しやすいという利点が見つかったので結果オーライ!
箱を開けるとペアリングの説明。英語だけど図解がわかりやすいので迷うことはなし。
さらに開けると本体と各種サイドボタンのデフォルトの機能が書いてある。
この機能はアプリ側で変更することもできる。曲スキップとかにできるよ。
ご開帳。
- イヤホン本体
- レシーバー(type-C接続)
- ケース兼充電器
付属品は
- type-CtoCケーブル
- type-CtoA変換アダプタ
- イヤーピースL/S(Mは本体に装着済み)
それでは2ヶ月くらい使った感想を書いていくぞ~。
これで頭の凹み治れ!
使い心地
つけ心地
まずつけ心地なんですが、かなり良かったです。肌触りもマットな質感で良い。
流石に極端な例なんですが、これまでは某有名メーカーの有線イヤホンを使っていたんだけど、
そちらは耳との相性がすこぶる悪くて、特に左耳が長時間付けていると耳が痛くなってました。
ひどいときは血が出るレベルで耳に合っていませんでした。相性最悪でしたが音はそれなりに良かったのでだましだまし使っていました。
そんな最悪状況だったので天国みたいな状況です。血が出ないって素晴らしい!
あとはワイヤレスなので耳から抜けないか心配でしたが、頭をブンブン振り回しても外れないです。ランニングとかしてても余裕。
運動するときはワイヤレスヘッドホンをしていたんですが、汗かくと耳の周りがベトついて気持ち悪い。そんな状況から開放されて爽快。
BluetoothとPC2.4Ghzの切り替えが楽
イヤホンの左右どちらかのボタンを3回押すと、Bluetoothと2.4Ghz通信の切り替えができます。
たまにあるタッチ式ではなく、フィジカルの押しボタンタイプなので使っていて
間違えて触って勝手に切り替わる、なんてこともなかったです。
マージでタッチ式のボタンやめてほしい、
少し触れただけでピャコピャコ勝手に切り替わるの何なの??って悩んでる人にオススメ。
通知音
通信の切り替えやバッテリーが減ってきたら通知音がなるんですが、ここはちょっと残念な部分がありました。
音がデカい。
通知音の音量自体はボタンを二回押したあと長押しで音量の調整ができるのですが、
通知音といっしょに聞いているPCやスマホの音量も一緒に下がってしまうので個別に音量バランスの調整ができません。
このあたりはアプリなどで個別に設定させてほしかった部分。
あとは鳴っている音の種類がわからない。マジでわからない。
2.4Ghz接続の通知音はわかるけどその他が全部わからない。
接続が切れたり切れてなかったりっぽいけど全部”ビポン”みたいな音なので何を伝えたいのかまるでわからない。
おそらく接続に問題があるのかバッテリーが無くなってきたことを知らせようとしてくれているんだけど、
2ヶ月位使っても全然わかりません。説明書にもなんも記載がねぇ!
防塵防水あり
IP55防塵防水なので汗とか雨天でも安心できそう。
水回りは普段生活で困ることはないです。
流石にお風呂では試してない、怖い。お風呂で使いたいなら
これがオススメ。お風呂場で使って2年経っても現役。
音周りの評価
音質/音場の広さ
普通に良い。感動するほどじゃないけど。ドンシャリ系ではなく高いところも低いところも満遍なく聞こえる。
音場の広さはヘッドホンには敵わないけど、イヤホンの中では広い方だと思われる。
もともとヘッドホンを使っていたけど移行してもさほど苦にならなかった。
ゲームをしていて音の方向がわからなくなるみたいなことは無かったです。FPSやレースゲームで横からの音もしっかり聞こえます。
ただ、ゲームをしながらVCをしていると音域が被って聞こえづらい瞬間は少しあるのでそのあたりはEQやVOICEMIX機能で調整しないとダメでした。
配信者としてはサイドトーンの設定を中から高にしないと装着していると喋りづらい傾向にあった。
サイドトーンをONにするとノイキャンの性能は当たり前だけど減ってしまう。
このあたりは製品のノイキャン性能がというよりも機能的にぶつかってしまう所なので致し方ない。
そして音場は足りないと思ったらアプリ側のSPATIAL AUDIOという機能で拡張できるので試してみると面白い。たぶん疑似サラウンドにしてくれるやつ。
ゲームに適したパフォーマンスモードと映画に適した没入感モードをスライダーで調整できるのでいろんなシーンで活用できそう。
EQ
正直100以上のEQプリセットがあるよ!って言われても…って感じはする。
しかしかなりマイナーなゲームも網羅されているところは凄い。
FPSはもちろんシングルゲームもズラリ。
ゲームだけでなく映画や音楽用のプリセットもある。
EQは2.4GhzとBluetoothで個別に設定できるのがGOOD。
2.4GhzのほうはSteelSeriesGGアプリをインストールすればDISCORDはこのEQ、ゲームは違うEQ、とアプリごとに設定も可能なのでかなり細かく調整が可能。
ノイズキャンセリング機能
エアコンの音やパソコンのファンの音などは気にならなくなるレベルには使える。
が無音で使っていると、少しホワイトノイズみたな”サー”という音が聞こえなくもない。気になる人は注意。
ダバイはさほど気にならなかった。どうせゲーム音とかBGMかけるし。
と、いろいろ試してみたけど、ノイキャン性能自体は普通。必要十分って感じ。めっちゃ良いって感じではない。
というのもノイキャン性能だと最強に近いヘッドホン
こちらを長年使っていたので、どうしても比べてしまう。ヘッドホンのノイキャンのほうが当たり前だけど性能が良いので、フェアな比べ方ではないけれど
無音で作業するために、ノイキャンガンガンに使いてぇ!って人はヘッドホン買ったほうが幸せになるかも。代わりに頭歪むけど。
ドライバ/アプリケーション
sonarがデジタルオーディオインターフェースとして優秀すぎる
SteelSeriesから出ているSteelSeries GGというアプリがあります。logicoolでいうところのG HUBだったり、RazerのRazer Synapseみたいなやつ。
その中にsonarという音量ミキサー機能があるのですが、これが配信者用途で使う仮想オーディオインターフェースとしてバチクソ良い。
具体的に何ができるかといえば、
- 一部の音を自分が聞けるようにしつつ配信には載せない、みたいな管理
- カテゴリごとに個別音量設定(ミキサー機能)
- カテゴリごとに音声の出力先を個別に設定できる
- カテゴリごとにEQの個別設定ができる
- ワイヤレスイヤホンの充電が切れたら自動で他のオーディオデバイスに切り替えてくれる
- カテゴリごとに設定可能なSPATIAL AUDIOで音場を強制的に広げられる
などなど…
そしてアプリが見やすい。ごちゃごちゃしていない。パッと見でなんのアプリがどのカテゴリの音量設定に割り当てられているのかわかるのが凄い良い。
音のルーティング周りとかは複雑になりがちなので、たいへん助かる。
すっきりシンプル。他の仮想ミキサーを検索して比べてみてほしい。吐くぞ。
そして何よりこの機能は今回紹介しているGamebudsじゃなくても使用できる点。SteelSeriesである必要もない。あと無料。
sonarに関しては公式で何ができるか解説されているので詳細はこっちで。
その他
バッテリー持ち
製品説明では最大10時間、ノイキャン使用時は8時間との記載がある。
実際使ってみるとノイキャン使わないときで8時間くらい。だが、これはサイドトーンを使用しているのでもしかしたらそれが関係しているのかもしれない。
VCを使うならサイドトーンないと喋りづらい人が多いと思うので注意。
ノイキャン使用しているとさらに短くなって6~7時間くらいしか持たない。
毎日配信6時間くらいしているのだけど配信の後半でよくバッテリー切れしているので欲を言えばもうちょっと欲しい。
製品自体はかなり気に入っているので、2個持ちを検討しているがやり過ぎだろうか。
しかし、15分充電すれば3時間ほど使えるとの記載もあるのでトイレに席を外す時などこまめに充電をすれば長時間使用にも対応できるかもしれない。
低遅延ワイヤレスイヤホンの中では25年1月現在では最長クラスのバッテリーなのでかなり良いんだけど…ヘビーユーザー的にはやっぱもうちょっと欲しい!
あとは前述したSonarの機能で充電が切れたら他のデバイスに勝手に切り替えてくれる機能などを活用すればバッテリー問題はほぼほぼ解決するかもしれない。
バッテリー周りは買い手の工夫が試される製品だ。
遅延
遅延に関しては普段使いでは気付かない、が
有線と比べると流石に遅延がないわけではない。
だいぶ原始的な方法だけど、上の動画でスピーカーとGamebudsを同時に鳴らして比較してみた。
Gamebuds側が30msくらい遅く、ズレがある。
ただ、スピーカーを同時に聴き比べたときくらいしか遅延を体感することはできなかった。まあ30msって0.030秒だしな。
音ゲーやったけど普通に出来たのでゲーム用途でも大丈夫。
A Dance of Fire and Iceオモロイけどムズイ!
たま~~~に音切れが発生する
最後の最後に特大ネガティブポイントなんだけど、稀に音切れが発生する。
ゲームをプレイしてるときに急に「ウビビビビビッビビイッビッビイビ~~~~!!!」みたいなノイズが鳴り始めて1秒位で治る。クソビビる。
ホラー系のゲームをやっているときにノイズが鳴り始めて吐きそうになりました。
これに関しては製品の問題なのか、それともダバイの部屋が2.4Ghz製品まみれで干渉して発生しているのかは定かでない。
正直マウスもコントローラーも全部無線なのでそのあたりが怪しい。ファームウェア更新とかで改善されないかな。
結論
- フィット感がすこぶる良くて素晴らしい
- Sonarアプリが使いやすいし、多機能、無料。(特に配信者にオススメ)
- iPhoneでも使えるBluetoothと2.4Ghzの切り替えが楽
- ゲーミング用途のワイヤレスイヤホンとしてはほぼ満点の性能
- イヤーピースが純正のものしか使用できなそう
- バッテリーの持ちは記載よりも少なめに感じる
- たま~~に音切れあり(ダバイの環境が原因かも?)
こんな感じでした。かなり好印象。音切れだけ無くなれば現状のラインナップなら手放しでオススメできる製品。
特にSonarは無料で使えてGamebudsを持ってなくてもインストール可能なので試してみる価値あり。
ワイヤレスイヤホンよりもSonarの方に感動してるかもしれん…。Sonarに出会わせてくれてGamebudsサンキューな!
ちなみに、
ヘッドホンやめたらマジで改善してたwwwwwwwwwwwwwwwwww https://t.co/lv9EUWwyRL pic.twitter.com/ccjSfLEeRU
— ダバイ治✒️ (@dabaiosamu) January 5, 2025
凹みちゃんと改善してました。
ありがとうSteelSeries!!